アレグラは2モジュールの3ウェイスピーカーとして設計されています。贅沢なキャビネット、素晴らしいユニット、そして革新的なクロスオーバーは、非常に音楽的でリアルな経験へと導きます。
ツイーターユニット: このツイーターユニットはメタルコーンとソフトドームの良いところを併せ持っています。コンパクトなアルミニウム/マグネシウム合金コーン振動板は、幅の広いファブリックサラウンドのセンターに位置しています。このコーン振動板は、軽量かつ堅牢で、分割振動は可聴帯域よりはるか上にあります。そして幅の広いファブリックサラウンドはコーンの動作領域の拡大に貢献します。これには、能率の向上とカットオフ周波数を下げるというふたつの利点があります。また、このファブリックサラウンドは音の放射に悪影響をおよぼさないよう設計されています。メタルコーン振動板はこのファブリックサラウンドによって最適にダンピングされています。またエアギャップは、最新のテクノロジーによる低粘性のフェロ流体(粘性によるディティールや解像度の低下が全くない)によって浸されています。フェロ流体は冷却効果ともに、許容入力と耐久力の増加に寄与します。許容差は最小にされて、ウォブル効果が回避され、歪みは減少します。結果、素晴らしくリニアリティーの良い(0.1% Intermodulation at 1Pa)ツイーターユニットになっています。
ミッドレンジ: ミッドレンジは最適に設計されたペーパーコーンを採用しています。コーン振動板は、NAWI形状を持ち非常に軽量で二重にコーティングされています。ダストシールドドームは、ロー・レゾナンス・ファブリック・フィルターを持っています。ユニットは非常に応答が速く、その中でも最もリニアな範囲だけがアレグラで使用されています。従ってミッドレンジは入力信号に非常にリニアに動作します。しかし高レベル信号の入力時で発生する歪みに特に注意をしなくてはいけません。いわゆる大きい信号のパラメーターは、Klippel(R)アナライザーシステムで解析され、最適化されています。ボイスコイルは高レベル信号の入力時でさえ、磁場にリニアに位置しています。エッジとダンパーから成るサスペンションシステムは最適に左右対称を保っています。この構造的な優位性により、非常にダイナミックな表現を実現することを可能にしました。
ウーファー: アレグラではウーファーユニットのための最適な材料はメタルコーンであると認識しました。アルミ製のメタル・コーン振動板は、軽量で、堅牢です。急な円錐の角度を持つコーン形状により、超低域においても非常に瞬発力をもってに動作します。メタルコーンで起こる不要なレゾナンスは、特別なクロスオーバーで60dB以上抑えられて、敏感なミッドレンジゾーンを妨害することはありません。小さな口径のウーファーを2個組み合わせることは、能率の向上とコーン振動板のコントロールに利点があります。強力なマグネットは、反応のよさを確実にします。低域の再現性には、たとえば低音楽器の音の解像度と明快さがあります。超低域までポート・チューニングされたキャビネットは、30Hz以下までの再生を可能にしました。
キャビネット: コストと加工のしやすさから、スピーカキャビネットはほとんどMDFが使われます。しかしながら、音の面からみて最適の材料だとはいえません。重さ、堅さ、およびダンピングの比率はそれほど良くはありません。キャビネットの遮音性は低く、濁り音を発生させます。SONICSでは13層の樺材のマルチプレックスを使用します。材料は従来の材料より5倍高価ですが、それは優れた特性を持っています。マルチプレックスは、比較的軽く、堅く適度にダンピングされています。多層構造により遮音性は高く、これらの特性は、特殊なダンピング材でより最適化されます。
クロスオーバー: 良いクロスオーバーはキャビネットの固有音の周波数特性を考慮に入れなければなりません。それらは実際のキャビネットとユニットの自由な動き(無響室の無限大バッフルの)、回折、および屈折効果で構成されます。これとは別に、キャビネットの空間的な位置決めも考慮しなければなりません。重要な影響は、ミッドバスレンジにおけるツイーターへのバッフルの影響です。バッフルは低域に影響します。低域のトーンをサポートする非常にスリムなバッフルはそためです。SONICSでは、このために最適化したディフレクション・コントロール・コンセプトを採用することで解決しました。スピーカーのエッジで起こってしまう回折、および屈折の影響は、高域において周波数特性におけるピークとディップを起こします。これとは別に、フェーズレスポンスの乱れが起こります。巧みなディフレクション・コントロール・コンセプトにより、高域において、周波数とフェーズレスポンスの両方の乱れを取り除きます。これに加えてクロスオーバーはトランジショナル・フィルターとして設計されます。フィルタは対称であり、12dB/oct.から24dB/oct.の減衰特性を持っています。後方に傾斜したバッフルと共にクロスオーバーはターンオーバー周波数の範囲でミッドバスとツイーターのフェーズを合わせています。究極のリニアリティーを実現しました。低域の音色と基音における最適な過渡特性を維持するため、低域とミッドレンジの間に、2次と3次のベッセルフィルターを使用します。また最高のクオリティーを実現するために、セレクトされた最小限度のコンポーネントだけ(レゾナンスの少ない最適化されたポリプロピレンコンデンサ、コイル、無誘導の高精度抵抗など)を採用しています。
サウンドに関しては、アレグラは大きいフロア型スピーカーのスケール感とミニモニターのレゾナンスの少なさと3次元的空間の再現性を併せ持っています。能率と耐入力は高く、歪みはKlippel(R)アナライザーシステムによる最適化の結果、最小限に抑えられています。非常にダイナミックなスケール感を表現します。アレグラを使って大編成の管楽器のセクションを聴いてください。周波数帯域全体にわたる緻密な解像力は、まさにヨアヒム・ゲアハードによるすべてのコンセプトの集約です。色調の局面だけではなく、録音場所、楽器、および声に関する情報をもたやすく表現します。リニアなチューニングはトーンを完全に保ちます。フリューゲルホーンはトランペットではなく、フリューゲルホーンに聴こえます。録音されたものは余すところ無くありのまま再現されます。音調の統一感は、長時間、退屈することなく聴く事を可能にします。それは経験豊富なリスナーでさえ納得できる素晴らしさが提供されるでしょう。
<仕 様>
方 式: 3ウェイバスレフ型
ツイーターユニット: 22mmアルミ/マグネシウム・アロイ・メタルドーム
ミッドレンジユニット: 150mm ペーパーコーン (NAWI形状)
ウーファーユニット: 2×180mm アルミコーン
インピーダンス: 4Ω
効 率: 91dB/1m/2.85V
周波数特性: 25Hz〜30kHz(-3dB)、100Hz〜30kHz(+/-2dB)
最大入力: 340W
ターンオーバー周波数: 250Hz, 2.35kHz
特 性: 250Hz 特性: 2次・3次ベッセルフィルター混合、
2.35kHz 特性: 12dB/oct.− 24dB/oct.
トランジショナル・フィルター
仕上げ: birdseyemaple(バーズアイメープル)
外形寸法: W225×H1020×D345mm
重 量: 26.0kg(1台)
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