シンプレックスは、Well Temperedの設計ポリシーがコンパクトなボディーに凝縮されたプレーヤーシステムです。
軽量でコンパクトなボディーからは想像できないような、低域の伸びとスケール感を表現し、非常に歪の少ないサウンドは、音楽のジャンルを問わず楽しめる製品です。

<製品の特徴>
トーンアームの機械的共振の制御

 シンプレックスのトーンアームは一般的な意味でのベアリングを持っていません。多くのトーンアーム・ベアリングがミクロン・オーダーの高品質のボール・ベアリングを使用します。しかしながら、そこには必ずや機械的遊びが存在し、それはすべての動作が行われるところです。シンプレックスのベアリングには、他に比較するものがない卓越した性能のためのゼロクリアランスとダンピングがあります。構造はトーンアームが取り付けられたゴルフボールが、高い粘着性シリコン液に部分的に浸されている状態です。ゴルフボールは、非常に正確に作られていて、このパーツとして十分適合しています。 ダンピングの度合いは調整可能です。 ダンピングのないトーンアームでは、サブウーファーのコーンは著しく振動し、不要共振を引き起こしています。

アームチューブのレゾナンスの制御
 シンプレックスの10.5インチのアームチューブは、チューブの中のどんな共鳴も排除するために特別なグレードの軽砂で満たされています。このテクニックは、非常に効果的であり、Well Temperedのユニークなデザインです。

スピンドルの回転の安定性
 シンプレックスのスピンドルの周りの穴は、テフロン製の三角形の穴で、三角形の一角はモーターに向けられています。 このアレンジメントで、スピンドルはゼロクリアランス・ベアリングとして回転します。 スピンドルが一般的な丸い穴であるなら、軸との接触はワンポイント(回転の不安定性を引き起こす場合がある状態)です。 丸いスピンドルが三角形の面三点で回転していて、軸との接触はゼロクリアランスとなり、高度の安定性をもたらします。

ベアリング・ノイズ

 シンプレックスのベアリングはテフロン・スラスト・ベアリングを採用しています。ステンレス製スピンドルは、テフロン・スラスト・ベアリングの小さなホールに非常に正確なポイントを持ち、可能な限りノイズを抑えています。

アクリルプラッターとターンテーブル・マット
 プラッターは、システムの組み合わせとして最適と考えられるアクリル製です。アクリルは望ましい機械特性を持っていることに加えて、フラッターとワウを低減するための慣性モーメントをもった、比較的重いマテリアルです。
 ターンテーブルマットはフォーム・プラスチックで作られています。様々なテストにより、このシステムにおいては、非常に効果的なターンテーブルマットであることから採用しています。

ドライブベルト
 アマデウス・シリーズの研究の際、評価基準としてワウとフラッターを使用して、様々なタイプの、百種類以上ものベルトを測定しています。 採用したベルトほど素晴らしい特性を持つものは他にありません。ベルトは、0.004インチの直径のポリエステルフィラメントです。このベルトを使用するのに結びを必要としますが、通常これは問題を引き起こすかもしれません。W.Firebaughは、結び目を収容するために特別なデザインのモータープーリーでこの問題を克服しました。優れたベルトであることに加えて、この材料は、広く利用可能であって、取替えが容易です。約1200時間の継続的作業で、このベルトの耐久性をテストしています。

モーターとモータードライブ
 シンプレックスは、小型DCモーターを使用して、W.Firebaugh設計のトルクサーボによって駆動されています。 モーターは、アイソレーション・フォーム・リングを介してキャビネットに取り付けられて、非常に効果的に機械的に衝撃を吸収します。ベルト、モーター、モータードライブエレクトロニクス、およびアイソレーションの組み合わせは、フラッターとワウを非常に低減させています。

キャビネット
 シンプレックス
のキャビネットはプライウッドで、アイソレーションフィートによって外部振動からアイソレートされています。

<仕 様>

●トーンアーム型式: スタティックバランス型
●駆動方式:     ベルトドライブ(33 1/3, 45rpmベルト掛け替え)
●付属機構:     速度微調整可・VTA・ラテラル調整
●電  源:     AC100V 50/60Hz
●キャビネット材質: プライウッド
●外形寸法:     W380×D380×H155mm(本体/端子は除く/脚を含む)
●重  量:     6.0 kg(本体)

特徴的なゴルフボールと
ナイロン製吊り下げ糸

テフロン・スラスト・ベアリング

DCモーターと
プーリー

フロント・ビュー